トイレの水漏れでは、「部品交換などですぐに修理できるケース」と「修理が困難となるケース」があります。
日常の生活の中でトイレの水漏れのトラブルで悩まされたという方は、意外と多くいらっしゃいます。
今回のコラムでは、トイレの水漏れでよくある原因と対処法について解説していきます。
ここでご紹介する内容を参考にしていただいて、スムーズな対応でトイレトラブルのストレスをなくしていただければと思います。
1.プロが教えるトイレの水漏れ原因:温水洗浄便座(ウォシュレット)からの水漏れ
ここではプロから見たトイレの水漏れで、圧倒的に多い原因と対処法をよくある順に解説したいと思います。
まずはじめに、トイレの水漏れの中で一番多いものは、「温水洗浄便座からの水漏れ」です。
温水洗浄便座は耐用年数を超えると、動かなくなったり、水漏れしたりなどのさまざまな不具合が出てきます。
特に温水洗浄便座を設置してから10年以上経過している場合には、温水洗浄便座からの水漏れの可能性があります。トイレの水漏れなどでは、見た目だけではどこから水漏れしているのかわかりにくいので原因箇所を特定する事が必要です。
この場合に、温水洗浄便座からの水漏れなのかを確認する方法がありますので、ぜひ試してみてください。
【温水洗浄便座からの水漏れをしているのか確認する方法】
- まず最初に漏れている水をふき取ります。
- 次に実際に温水洗浄便座を使ってみます。(※この時にトイレの水は流さないようにしてください。)
ここで床面を見て水漏れがあるようなら温水洗浄便座からの水漏れです。その便座の下側をさわって水が垂れていないか確認してみるとさらによくわかります。
【対処法】
温水洗浄便座(ウォシュレット)からの水漏れは交換時期のサインといえますので、温水洗浄便座の交換が必要になります。
温水洗浄便座をネットショップなどでご購入していただき、当社で取り付け作業のみを承っています。
対応地域であれば基本料金(税込み)9,000円です。そのほか当社で温水洗浄便座を取り寄せて交換にお伺いすることも可能です。
2.プロが教えるトイレの水漏れ原因:TOTOトイレのタンクと便器の接続部からの水漏れ
トイレの水漏れで次に多いのが、「TOTOトイレのタンクと便器の接続部からの水漏れ」です。
トイレタンクがグラグラしてきたり、トイレタンクと便器の接続部からの水漏れは設置してから7年以上が経過したTOTOのタンク式トイレによく見られます。
【対処法】
トイレタンクがグラグラしてきたり、接続部からの水漏れでは、トイレタンクを取り外して接続部に使用されているパッキンの交換や接続ボルトセットの交換が必要になります。
3.プロが教えるトイレの水漏れ原因:INAX(LIXIL)のタンク式トイレの便器とタンクの接続部からの水漏れ
トイレの水漏れで、3番目に多いのが「INAX(LIXIL)のタンク式トイレの便器とタンクの接続部からの水漏れ」です。
INAX(LIXIL)製のタンクでは、ディストリビューターというパーツを使った接続方法などがあり、ディストリビューターにはサイフォン管(オーバーフロー管)を差し込むようになっています。
※サイフォン管(オーバーフロー管)は、タンク内から水が溢れ出てしまわないように、便器内に水を流す役割をしていますので、このパーツがきちんと差し込めないと水漏れしてきます。
トイレタンクと便器を離してみるとディストリビューターが劣化や破損しているため水漏れが起こっているケースがあります。劣化がひどくボロボロになっていたり穴が空いているなども多くあります。
INAXトイレ(LIXILトイレ)のほか、TOTOトイレ、やユニットバスのトイレにも対応しますので、トイレの水漏れを見つけた時はどうぞお気軽にお問い合せください。
【対処法】
便器とタンクの接続部からの水漏れでは、ディストリビューターの設置をやり直したり、劣化や破損している場合はディストリビューターを取り寄せて交換をします。
まとめ
今回は「プロから見たトイレの水漏れのよくある原因」をテーマに、対処法や確認の仕方などをご紹介してきました。
いつ、水漏れが起こるかわかりません。
トイレの水漏れでは、機器の交換、パーツの交換、接続部の設置をし直すなどで、無事に解決する事が多くあります。
スムーズな対応でストレスなくトイレのトラブルを改善していきましょう!
また、便器の下の排水管などから水漏れしてくるケースなどでは、設置の仕方や配管の破損などの設備不良という事も考えられますのでお早めに専門業者などに相談をしておきましょう。
当社では無料相談に対応していますので、どうぞお気軽にお問合せください。