プロが教えるトイレつまりの直し方【その1】

トイレつまり,ラバーカップで直らない

水のトラブル対応の業者に依頼をいただく内容で最も多いのは、トイレつまりの解消依頼です。

この記事を読んでいる方の中に、トイレの詰まりを解消しようとして、見よう見まねで試してみても効果がなかったという方がいるかもしれません。それは、トイレの種類によってやってはいけないこと、やっても効果が期待できないことなどがあるからです。

今回は、起こりやすいトイレの詰まりをテーマに、【プロが教えるトイレつまりの直し方その1】として「トイレの種類によっては効果が期待できないこと」や「トイレの種類によってやってはいけないこと」の注意点などを中心に取り上げていきます。

これからご紹介する内容を参考にして頂ければと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

トイレは洗浄方法によって便器の種類が違う!

トイレの便器は洗浄方法によって、いくつかの種類に分けることができます。

(1)洗い落とし式
(2)サイホン式・サイホンゼット式・サイホンボルテックス式
(3)電磁弁式(自動洗浄)

洗い落とし式は、水の落差による流水作用により水で汚物を押し流す方式で、もっともシンプルな構造です。サイホン式とサイホンゼット式はサイホン作用(水を吸い出す力)で汚物を吸い込んで排出し、サイホンボルテックス式はサイホン作用と渦巻き作用を併用して汚物を排出します。電磁弁式は自動で感知して洗浄する方式です。

ここでは、サイフォンゼット式トイレについてみていきます。

サイフォンゼット式トイレつまりの直し方の注意点

(写真はサイフォンゼット式トイレ便器の水たまり部にある穴です)

トイレの詰まりで使用する道具としてまず思い浮かぶのは、ラバーカップ(スッポン)だと思います。

インターネットで「トイレ つまり」と検索するとラバーカップやパイプクリーナなどの広告が表示されてきますので、それらを購入して、ラバーカップを試してみたという方もいらっしゃるかもしれません。

また、ラバーカップ(スッポン)を使ったトイレのつまりの解消方法や水やパイプクリーナーを流すなどの記事も多くありますので、これらを試してみたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

ここで、ラバーカップ(スッポン)を使う時の注意点があります。

サイフォンゼット式トイレでは、ラバーカップ(スッポン)の作業で空気圧を送り込むと、タンクの排水弁が開いてトイレの水が流れるために汚水があふれる可能性があるので、使用前に便器の種類の確認をすることをおすすめしています。

タンクから便器に水が流れる穴がある場合には、便器とトイレタンクがつながっていますので、ラバーカップを使用する場合には、便器内に穴があるか確認してください。穴がある場合には注意が必要です。

主なサイフォンゼット式トイレ便器の品番です

【TOTO】
C790B / CES9099 / CES9571 / CES9921 / CS110B / CS260B / CS30B / CS50B / CS60B / CS90B
C480C C710 C710R

【INAX】
GBC-130SU DC-4580S / DC-4880S・ C-54

ラバーカップを使っても効果が期待できないケースとは!?

ラバーカップは、トイレのつまりを簡単に解消できるというメリットがありますが、効果を発揮しにくいケースもあります。

たとえば、便器の排水口が楕円形に近い形状をしているものでは、ラバーカップで作業をしたとしても、空気が抜けるために効果が期待できないケースなどです。

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つまりの原因などにもよりますが、トイレットペーパー以外のものがつまった場合には、つまりを押し流してしまうと別の箇所でまた詰まってしまうこともあり得ますので、つまりの原因は引き上げるように作業をしてください。ラバーカップで作業をしてもつまりが解消できない場合には専門業者へ依頼してください。

サイフォンゼット式トイレつまりのまとめ

今回は、トイレのつまりをテーマに「トイレの種類によっては効果が期待できないこと」や「トイレの種類によってやってはいけないこと」などの注意点についてご紹介しました。

何度もトイレがつまるということは少ないとは思いますが、トイレの排水方式での便器の違いやつまりの原因によっても対応が異なります。少し判断が難しいこともありますが、きちんとした知識の元で、しっかりと対応しておくことをおすすめします。

依頼できる業者や料金について、詳しくは「水漏れ修理とトイレ救急社」の「格安でトイレのつまり解消修理」をご覧ください。

突然トイレがつまったり、水漏れして水が止まらなくなったり、突然トラブルに見舞われることもあります!実績のあるトイレや水漏れのプロにご依頼するのなら、水道修理専門業者「水漏れとトイレの救急社」にお任せください。

当社では無料相談に対応していますので、どうぞお気軽にお問合せください。


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