前回のプロが教えるトイレつまりの直し方【その1】では、「トイレの種類によっては効果が期待できないこと」と「トイレの種類によってやってはいけないこと」について取り上げましたが、今回は、トイレが詰まった時に役に立つ道具とその使い方についてご紹介いたします。
プロが使っているトイレのつまりを解消する道具とは?
私たち、水のトラブルのプロは、トイレのつまりを簡単に直しているというイメージをお持ちの方も少なくないと思います。
これまでも長年、トイレに関するお困り事にお応えして現場数を重ねてまいりましたが、お悩みを解消するための秘訣は現場数だけではなく、使用する道具の良し悪しも大切です。
つまりの原因といってもさまざまですが、普通にトイレを使っているのにトイレットペーパーや便が詰まってしまったという経験をされる方は多くいます。
ここでは、トイレットペーパーや便が詰まった時にどうすればいいのかを一緒に見ていきたいと思います。
トイレつまりを解消する道具:ラバーカップ
ラバーカップはトイレの解消をするのに、一般的で使いやすい道具です。
ラバーカップを用意したら、ゴム部分を隙間なく便器に押し当てて、押し引きして使用します。引くときに力を入れると書かれているウェブサイトなども多くありますが、実際には押して引いての作業をします。
ポイントはゆっくり押して少し早く引く、これを数回、繰り返します。水が引いたらラバーカップを外し、最後にレバーを引いて水を流します。水がキレイに流れたら完了です。
ラバーカップは便利で簡単に使用できますので、ほとんどはこれで解消するのではないかと思います。どうしても解消しないようならば、水道業者に相談をしましょう。
トイレつまりを解消する道具:真空式パイプクリーナーPR8700-L
真空式パイプクリーナーは1ラバーカップよりも少しパワーのあるトイレつまり解消道具です。水を吸引するような仕組みになっているので、ハンドルを押し込んだ状態でゴム部を隙間なく便器に押しあてた後に、ハンドルを押し引きして使用します。
どうしても解消しないようならば、水道業者に相談をしましょう。
トイレつまりを解消する道具:ローポンプスーパープラス
ローポンプスーパープラスは軽度の排水つまりを解消するための道具ですが、このページでご紹介した道具の中では最もパワーがあります。
プロからも絶大な信用を得ていて、ほとんどのプロはこの道具を使っています。作業前にゴム管などを装着しますが、長短2本のゴム管が入っているので、トイレでは必ず長いほうを装着して作業を行ってください。便器に入れてハンドルを押し引きして使用します。抜けるまで押し引きをして、最後にレバーを引いて水を流します。抜けた後にも、押し引きをしてレバーで水を流すことを数回、繰り返すと安心です。
トイレつまり道具のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はトイレがつまった時に役に立つ道具とその使い方についてご紹介しました。
ここで挙げてきた、トイレのつまりを解消する道具についてまとめると、どれも使いやすく、価格は低価格なものからプロ仕様のものまであるということです。低価格な道具でも問題がなく解消できる場合もありますが、基本的には値段が高いほど少ない労力で詰まりを解消することができます。(尿取りパッドや固形物のつまり時にはお勧めできない作業にはなりますのでご注意ください)
現場で何回も繰り返して作業をしているプロは、「何が詰まっているのか?」「便器内のつまりではないな?」など、大体の感触でわかるので、もし自分で試してみてもなかなか解消できないようであれば、便器内のつまりではなく、配管のつまりや排水ますなどが問題ということもあります。
専門業者での作業を行わないと解消できない場合もありますので、道具や専門業者は上手に使っていきましょう。
弊社では安心と快適をモットーに、水のトラブルを解消しています。経験豊富で相談のできる人がいれば安心だと思います。
依頼できる業者や料金について、詳しくは「水漏れ修理とトイレ救急社」の「格安でトイレのつまり解消修理」をご覧ください。
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