ご自宅の外で不自然な水たまりはありませんか。晴れているのに水たまりがずっと残っていたら、水漏れかもしれませんよ! ぜひこのページを最後まで読んでみてください。
ご自宅の外に設置されている赤色や青色のカバーが巻いてある樹脂製の白い水道パイプのことを架橋(かきょう)ポリエチレン管と呼びます。
このページでは、架橋ポリエチレン管から水が噴き出しているお宅向けに、次のことを解説しています。
- 架橋ポリエチレン管のメリット、デメリット
- 架橋ポリエチレン管の水漏れ
- 当社が実際に行った架橋ポリエチレン管の修理事例
架橋ポリエチレン管の良い点と問題点
架橋ポリエチレン管のメリットをまず挙げてみます。
【架橋ポリエチレン管のメリット】
水道管には、架橋ポリエチレンや塩ビ管があります。架橋ポリエチレン管は施工が塩ビ管と比較して簡単。架橋ポリエチレン管は軽くて柔軟な特徴があり、管を通すのが楽なのです。しかも、接着剤不要! また、比較的熱や衝撃にも強く、水道水に含まれる塩素などの化学物質にも強い傾向があります。かつては塩ビ管がよく使われてきましたが、現在の主流はこの架橋ポリエチレン管となりました。
しかし、こんなメリット豊富な架橋ポリエチレン管にもデメリットがありますので、その問題点を見てみましょう。
【架橋ポリエチレン管のデメリット】
架橋ポリエチレン管は紫外線に弱く、直射日光にさらされると数年でパイプに穴があく可能性があります。残念なことに、このデメリットを知らずに施工されてしまう事例もあるのですよ…。
架橋ポリエチレン管には、青色や赤色のカバーが巻かれていますが、これらは保護カバーであり、お湯管と水管を区別するためのものではありません。(確かに赤がお湯、青が水というイメージはあり、気持ちがわからなくもないですが…。)架橋ポリエチレン管は短期間で急速に広まってきているパイプであることから、職人全体に広まりきっておらず、未だに触ったことが一度もない職人がたくさんいます。
また触ったことがある職人でも正しい知識を持たずに自己判断で作業を進めているケースが存在することも事実です。
エコキュートなど電気給湯器の接続部の水漏れ
エコキュートをはじめとした電気給湯器との接続に架橋ポリエチレン管が使用されることが多くなってきました。しかし、接続部に青色や赤色の保護カバーを巻かないまま、つまり白い樹脂パイプがむき出しになったままの状態で施工されることがときどきあるのです。
すでにご紹介したとおり、架橋ポリエチレン管は直射日光に弱い特徴がありますので、青色や赤色の保護カバーがない状態だと日光に当たって穴があき、水漏れします。
架橋ポリエチレン管から水漏れが生じると、漏れた分だけ水栓蛇口に水が届かないことになりますので、水漏れ量次第では、水の勢いが弱く感じることがあります。それだけではありません、水道料金が通常よりも高くなってしまうことだってあり得ます。
正しい知識を持って架橋ポリエチレン管を取り付けないと、水漏れトラブルにつながるため、注意が必要です。
もしも屋外で水が漏れている、晴れているのに消えない水溜まりが地面にある、いつも通りに水栓を使用しているのに水道料金が高くなった、蛇口をひねっても水や湯の水圧が弱い場合は、架橋ポリエチレン管の水漏れの可能性が考えられます。
当社は、架橋ポリエチレン管の特性をしっかりと理解し、適切な修理を行っている水道工事業者です。もしも水漏れの可能性がありましたら、どうぞお気軽にお声がけください。
穴があいた架橋ポリエチレン管を交換した修理事例
さて、ここで当社が実際に行った架橋ポリエチレン管の交換事例をご紹介いたします。
お客さまから自宅で漏水している可能性があるため、まず点検してほしい。さらに、必要に応じて修理や交換をししてもらいたい、というご依頼がありました。
現場に訪問をして、目についたのは屋外の水たまり。晴れの日にも関わらず水が溜まっている場所がありました。
お客さまによると、家の外でいつも濡れている場所があるとのこと。前日に大きな水たまりを見つけ、晴れているのになぜ? と思われたそうです。漏水を疑い、当社に修理依頼をしてくださったのでした。
上の画像の矢印で示している箇所に問題がありました。狭いのでわかりにくいかと思いますので、よりわかりやすい画像も掲載します。
上の画像の中央に写るものが架橋ポリエチレン管で、水がピューっと吹き出ているのがお分かりになるかと思います。穴が小さいため、勢いよく水が漏れていました。この架橋ポリエチレン管が設置されていた場所は屋外で、日光に当たっていたため穴が開いてしまったものと考えられます。
お客さまに、架橋ポリエチレン管というパイプが使用されていて、パイプが太陽光に弱いこと、それによって穴が開いていて中の水が漏れ出していることをお伝えしたところ、ご納得いただけました。
水漏れ箇所は新しい架橋ポリエチレン管に交換する必要があること、交換に関する費用のお見積りもお客さまにお話させていただき、同意を得ることができましたので、交換作業をいたしました。
作業後にパイプの水漏れが直っていることを確認しています。
当社は架橋ポリエチレン管交換事例が豊富。他の事例もご紹介しますので、お付き合いください。
修理事例その2
ここからは別のお客様宅の修理事例を書いていきます。
下の画像は、架橋ポリエチレン管のカバー(赤)が破れて、その部分から水漏れしたお宅で撮影したもの。
上の画像に写る2つのパイプのうちの右側のパイプの赤いカバーが、何らかの原因で破れてしまっています。その部分のパイプが太陽光にさらされ、穴が開いてしまったもよう。お客さまにこの種類のパイプが太陽光に弱いことと、交換をしてしっかりとカバーをつければ漏水がおさまることをお伝え。さらに費用の見積もりもご案内したところ、同意をいただけたので、修理をしました。
下の画像が交換後に架橋ポリエチレン管を撮影したもの。
、
塩ビ管で保護をして、紫外線に当たらないようにしました。
最後に水漏れがないことをお客さまと一緒に確認をいたしました。
パイプからの水漏れは自然に直ることは残念ながらありません。そのまま放置しておくと悪化する可能性もありますので、見つけ次第、すぐに業者に修理依頼することをおすすめします。
まずはお気軽にご相談ください。
対応地域
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